【もう落ちない】就活での書類選考(ES)の通過率が低い時の対処法

  • エントリーシートの段階で落とされることが多くて萎えている
  • 書類選考を有利に進められている人の共通点ってなに?

という新卒の方に向けてブログ主の体験談を基に「就活での書類選考(ES)の通過率が低い時の対処法」をまとめました。

普段はエンジニアにフォーカスして就活の記事を書いていますが、今回の想定読者は職種問わず新卒の方全員となります。

書類選考の通過率を上げた方法

まず結論から。

  1. 自分のやってきた活動を見える化し、そのURLを貼る
  2. ガクチカ、自己PRはそれに関連付いたものを書く

この方法で私の場合は「自社サービスを展開しているWeb系企業」にのみ絞って大手・ベンチャー問わずおよそ17社程度受けたのですが、その17社中15社の書類選考を突破することができました。

ですがこれだけだとイメージが湧きづらいと思うのでそれぞれ具体例と共に解説していきます。

自分のやってきた活動を見える化し、そのURLを貼る

これは要するに「自分の活動や実績をネット上にあげ、URLをESに貼る」ということです。「ポートフォリオを作る」と言い換えると分かりやすいかもしれません。(少し意味合いが変わってきますが)

例えば、もしサークルなどに力を入れた場合はその活動の様子を、何かの制作に力を入れた場合はそのポートフォリオをまとめたサイトを⋯といった感じで、自分の活動・成果物をサイトにまとめたりYoutube上にアップする、ということです。

これによるメリットは以下の通り。

  • ESを読む人の目に留まりやすい
  • クリックすればそのまま閲覧できる
  • 実績をよりアピールでき、確たる証拠になる

近年、履歴書の提出がPDF形式で行われる場合が殆どですのでリンクを貼れば青く目立ちますし、クリックすればそのまま閲覧もできるので採用担当の方も気軽に目を通すことができます。

ESに目を通す人の中で隅々まで僕達の書いたものを読んでくれる人は極稀ですが、その中にリンクを張っていれば話は別。殆どの人はリンク先を確認してくれるはずです。

近年では自分のポートフォリオを簡単にまとめられるサービスも多数あるので、作成する敷居が低くなっているのもオススメな理由の1つです。

さらに「実績をよりアピールでき、確たる証拠になる」という点も大きいです。

「盛る」を超えて嘘をつく就活生が一定数いることによって、近年では「話してくれたこと、本当にこの学生がやったことなのかな」と疑う面接官も少なくありません。

そこでそのカウンターとして確たる証拠を用意しておけるのは少なからずアドバンテージになります。

私の場合は、このサイトでの発信がそれに該当したのでこのサイトのURLと、大学の有志で集まったメンバーと作ったWebアプリのURLを貼るだけで済みました。

未経験の大学生エンジニアにおくるポートフォリオの作り方【実例付き】

その活動に関連づいたガクチカ・自己PRを書く

これによるメリットは以下の通り。

  • 「ストーリー性」を演出できる
  • 面接の話のネタになる

書類選考・面接問わず、採用担当の方は「ストーリー性」が好きな傾向にあります。

ESに載せたURL先で自分の今まで積み上げてきたものが見られる状態で、かつガクチカ・自己PRがそれに関連づいていれば、自ずとストーリー性が生まれ説得力が増します。

さらに「面接の話のネタになる」というのも大きいメリットです。私の場合ですと、九割九分の確率で面接においてESに載せたURL(ポートフォリオ・メディア)について聞かれました。

面接の厄介な点として「想定外の質問がくること」が挙げられますが、その話に持ち込めみ自分のペースに持っていければ、質問を絞ることができます。

【回答例付き】新卒Webエンジニア面接で実際に聞かれた質問総まとめ

後々の選考においても有利にはたらく、というのは学生からしたらこれ以上ないメリットでしょう。

ESに貼るポートフォリオの例

「じゃあ具体的にはどうやって見える化してURLを用意すればいいの?」という方向けに、その具体的な方法を挙げてみます。

  1. ポートフォリオ作成サービス
  2. YouTube
  3. ブログ

どの方法も一長一短ではありますが、結論から言うと上のようにポートフォリオ作成サービスを利用するのが一番おすすめです。

ポートフォリオ作成サービス

「お手軽さ」という意味では一番のポートフォリオ作成サービス。現在では、無料ですぐさま作れる優良サービスが沢山ありバリュエーションも豊富です。

参考:無料で使える!ポートフォリオサイト作成ツール8選まとめ | マイナビクリエイター

テンプレートが用意されているので知識が無くても最初から「いい感じのデザイン」になっているのもありがたいですね。

エンジニア・デザイナーの方のように、何か目に見える制作物がある方はこの方法が最もおすすめです。

YouTube

実績を動画として残している(予定がある)方や作品が映像な方は必然的にこの方法になるでしょう。

私の場合も作ったアプリが、実際に使ってもらうよりデモ映像を見てもらった方が概要が分かりやすいものだったので、動画を撮影し(画面をキャプチャしただけ)それを投稿し、ESではデプロイ先のURLと共にその動画URLを添えていました。

Googleアカウントさえ持っていれば動画をアップロードするだけなので手間も掛からないですし、敷居が高くないこともおすすめする理由の1つです。

※本当に自分の投稿したものかどうかを証明するために、本名で新しくアカウントを作ってそこに投稿することをオススメします。

余談ではありますが、企業によっては一次面接の代わりに動画提出を課したりするところもあるそうです。

ブログ

「過去の実績や積み上げをアピールできる」という意味では最も効果的なブログ。立ち上げるためには基本的にブログサービスを利用することになります。メジャーなものは以下の通り。

  • WordPress
  • はてなブログ
  • アメブロ

現在では色んなノウハウがネット上に転がっているので開設自体の難易度自体は決して高くありません。WordPressで必要になってくるドメインやレンタルサーバー関連の手続きも一日もあれば終わります。

ですが、開設に伴って色々と面倒が付きまとうのも事実です。パソコンに強くない方にとっては敷居が高いのも否めません。

さらにブログの場合ですと「ある程度コンテンツを充実させないと見栄えが良くならない」というデメリットがあります。「長期間かけて実績を積み上げたい・残したい」という方にはうってつけですが、「今すぐポートフォリオを作りたい」という方はポートフォリオ作成サービスを利用して手っ取り早く作るのが吉でしょう。

ブログをやっている身としてブログサービスを利用するのを一番推したいというのが本音ですが、他の2つの手段と比べるとフットワークの軽さという意味では劣ってしまいます。

通過率を上げるESの記入例

「じゃあ実際にどんな感じにESに書けばいいの?」ということで、次は実際に僕がESでどのようにそういったポートフォリオを載せ、それに絡んだエピソードを書いていたのかをご紹介します。

備考欄などにURLを貼る

【ポートフォリオ】
・運営している複数のWebメディアのうち、今最も力を入れているサイト(WordPressのカスタマイズやプログラミングの勉強についてアウトプットしています)
URL:https://pote-chil.com/
・ポートフォリオ「ワスレン〜画像認識で大学の忘れ物管理を楽にする〜」
URL:(ここにURL)
紹介動画:(ここにURL)

大半のESでは備考欄があるはずなので、そこに各種URLを貼ります。企業によっては「成果物などがある方はこちらに各種URLをご記入ください」という欄があるのでそちらに。

最悪無ければ履歴書にそういった欄を設けて貼るのがオススメです。実際に僕もそうしていました。

ガクチカの内容を関連付ける

私が学生時代に力を入れたのはWebメディアの運営です。
私は大学生時代から複数のWebメディアを運営し情報の発信のみにとどまらずアフィリエイトなども行なってきました。
その中でとある時期に⋯(省略)

ガクチカもそのURL先のコンテンツに関連づいたものにします。

自己PRの内容を関連付ける

私は「原因の見えにくい問題に対して、徹底的に取り組み解決する力」を持った人間です。
私は大学のプロジェクトにおいて「大学の教室内の忘れ物を画像認識で検知・判別しそれを一元管理できる教務課の方向けのWebアプリケーション」を⋯(省略)

そして自己PRも同じように関連づいたものを書きます。

ガクチカ・自己PR問わず何か定量的なデータや実績があればそれを文中に入れ、さりげなく実績アピールしましょう。

まとめ

以上、就活での書類選考(ES)の通過率が低い時の対処法でした。

「数撃ちゃ当たる戦法」で色んな企業にESを提出するのもアリだと思いますが、豆腐メンタルの僕は書類選考でお祈りされるのもかなりメンタルにくる性格だったのでその戦法は実践しませんでした。

そこでできるだけ少ない試行回数で効率よく書類選考を突破したいと考え試行錯誤したところ、今回のこの方法を思い付きました。(周知の方法ではありましたが)

【独学・文系でも出来た】新卒未経験がWebエンジニアになるまでにやったこと

本記事が書類選考で悪戦苦闘している方の手助けになれば幸いです。