BAZOOKA WPHを飲んだ私の口コミ。WPI・EAAを超えたホエイペプチドなのか

BAZOOKA WPHとは?

BAZOOKA WPH

BAZOOKA WPHはBAZOOKA NUTRITION (バズーカニュートリション) というブランドで発売されているサプリメント。

筋トレ界隈ではお馴染みのホエイプロテイン・EAAとよく比較されるホエイペプチドの1種である。

  1. 「低分子ホエイペプチド」で、アミノ酸を素早く吸収
  2. 安心のニュージーランド製グラスフェッド乳原料
  3. 筋合成のスイッチを入れるアミノ酸「ロイシン」
  4. 甘味料は天然素材「羅漢果(らかんか)」を使用
  5. 代謝をサポートする13種類のマルチビタミン

紹介ページでは上記のように紹介されており、中でも「プロテイン・EAAの良いとこ取り」というのが強くアピールされている。

しかし価格を見るとサプリメントとしては超高級品で、決してホイホイ気軽に買える値段ではない。そこでこのペプチドを今まで計6袋を使いきった私が、正直な感想を綴ってみる。

良かった点

1. アミノ酸を網羅的かつ迅速に吸収できる

私のような早朝トレ派によくある悩みが「固形物・プロテインは消化に時間がかかる。だけどEAAだと非必須アミノ酸が摂れない」というもの。そこにこのペプチドがとても適していた。

プロテイン1EAA
メリット必須アミノ酸と非必須アミノ酸の両方が含まれる消化が不要なため吸収スピードが早い
デメリット消化が必要なため、アミノ酸と比べると吸収スピードが遅い非必須アミノ酸が含まれない

プロテイン・EAAそれぞれのメリット・デメリットを挙げてみたが、これに対してペプチドは必須アミノ酸と非必須アミノ酸を消化不要で吸収できる。「プロテイン・EAAの良いとこ取り」と言われるのはこれが由縁である。

「ペプチド」「加水分解」と謳われているサプリメントが巷にはあるものの、もし分子量が大きければ消化が必要になってしまう。しかしBAZOOKA WPHは低分子350Daなので消化が早いというペプチドのメリットを最大限享受できる。

実際これに切り替えてからは「トレ前に摂ったサプリメントが胃に溜まって集中できない」という現象は全く起こらなくなった。プレワークアウトサプリも摂りたい私にとってはとてもありがたい。

2. 多量の水に溶かしても美味しい

大抵のプロテインは多量の水に溶かすと「少し味の付いた水」という感じになり、美味しさが半減してしまう2

しかしBAZOOKA WPHはサラッとした軽い飲みあたりなので、水の量に関わらず美味しく飲めた。実際私は500ml以上の水に溶かして飲んでいたが、羅漢果のほのかな甘さが私にとってはちょうど良かった3。試してはいないが、イントラドリンクとして飲むのもアリかもしれない。

もちろん味にこだわったプロテインや人工甘味料マシマシなものと比べるとどうしても甘さにパンチが無いが、美味しさと効能・成分はトレードオフだと思えば気になる程でもない。

3. 商品として質が高い

  • チャックが非常に締めやすい
  • 長い柄のスプーンなので、スクープしやすく手が汚れにくい

本質でないが商品として質が極めて高いので、飲むまでの体験も良かった。高価な分、ここは安心して良いと思う。

残念だった点

1. 価格が高すぎる

ホエイペプチド自体高価なものが多いが、その中でも1gあたりの値段が特段高い。1袋あたり600gと量も少なめ。定期購入の割引を加味しても7000円 (12円/g) 以上するので驚きである。

トレーニング・体づくりで100点を求める場合には有効な選択肢だが、継続性・コスパを考えるとまず他人に薦めることは無いかなと思う。

そういう意味では自分へのご褒美や筋トレ好きな知人にプレゼントとして選ぶのはアリかも。

2. 置き換えダイエットには向かない

消化不要ということは裏を返せば腹持ちが悪くなる。満足感のあるソイプロテインはおろかホエイプロテインより早く吸収されるので、実際に飲んでいてもお腹が膨らむことはほとんど無かった。

トレ後に素早くアミノ酸を補給してその後固形物で食事を摂る場合は後者の邪魔をしないBAZOOKA WPHが有効だが、1食をプロテインに置き換えたり間食にする場合は不向きかなと思う。

参考
  1. 吸収がゆっくりと言われるカゼイン・ソイ・ピーなどは除く

  2. WPIのように乳糖が取り除かれていると尚更

  3. 私はビターチョコレート味のみをずっと愛飲していたので、他の味がどうかは不明