くるみ
- 採点バイトを始めようか迷っている
- 「採点バイトは楽」って聞くけどどうなの?
- 業務内容はどんな感じ?
という方に向けて、1年ほど採点バイトを続けた僕がその実態をまとめました。
本記事を参考にすれば、採点バイトをするメリットとデメリットを知ることができます。
採点バイトは楽?難しい?
結論から述べると、採点バイトはどちゃくそ楽です。圧倒的に楽な理由
主な理由は以下の通り。
- 同じ問題を採点してればいい
- 肉体労働が無い
- 人間関係を気にしなくていい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
同じ問題を採点してればいい
基本的にその期間は同じ問題をひたすら採点してればいいので楽です。
例えば現代文の場合、登場人物の心情などについて答える問題が1問ありますよね。
「同じ問題」というのは、その1問だけということになります。4つぐらいの問題が集まった大問のことではありません。
稀にイレギュラーケースとして複数の問題を担当することもありますが、その場合でも「自分が担当している1つの科目」の中の問題をもう一つを担当すればいいのでそこまで問題ありません。
例えば英語の長文の問題を担当している場合は、違う箇所の英語の長文の問題をもう1問、といった風にです。
実際僕も担当したのは古文の2問でした。
複数の科目を跨いで担当することはまず無いでしょう。
くるみ
更に期間が空いたとしても自分が担当する科目は変わることがありません。故に前回で得たノウハウを活かすことができます。
例えば夏の回に初参加して地理担当になり、それ以降参加する時も自ずと地理を担当することになる、ということです。
なので一度参加してコツを覚えてしまえば、次の時期からの採点回でも気兼ねなく参加することができます。
肉体労働が無い
業務の99%が基本的にずっと座っての作業です。故にそこまで肉体的疲労はありません。
インドア派かつPCと睨めっこするのが好きな人からすると全く苦ではないでしょう。
しかしデスクワークに慣れていない人にとっては、動き回れないというある意味別の肉体的苦痛があるかもしれません。
人間関係を気にしなくていい
採点バイトのメリットして何より大きいのが、人間関係を気にしなくていいことです。
というのも業務において誰かとコミュニケーションをとる必要があるのは、自分に割り当てられた採点を終え担当のリーダーに追加を依頼する時ぐらいです。席が近くの人であっても基本的に話すことはありません。
「いってきます」の次に発する言葉が「ただいま」になる…とまではいきませんがまあそれに近いレベルでして、「話すことが苦手」「人とできるだけ接したくない」という人にとっては最高の環境です。
くるみ
実際、人付き合いがお世辞にも上手とは言えない僕にとってこのバイトは天職でした。
「バイトをやる目的は友好関係やより良い大学生生活のためでもある」と考えている人にとっては向いてないかもしれませんが、「バイトはお金を稼ぐ手段でしかない」と割り切ってる人にとってはこれ以上ないものだと思います。
新しく身につける知識が少なくて済む
この採点バイトに参加するにあたって必要なものは以下の通りです。
- 担当する教科のセンター試験レベルの学力
- 簡単なPC操作の知識
そうこのように、新しく何かを学んだり身につける必要このバイトにはありません。
多くのバイトでは少しづつ時間をかけてその職場に慣れながら仕事を覚えていくのが普通ですが、採点バイトは全くそんなことはなく参加する敷居が高くないのも魅力ですね。
珍回答が面白い
業務の中で、時折「ふふっ」となってしまう回答と出会うことがあります。
本来なら飽きるはずの単純作業を彩るスパイス(?)となる珍回答に出会えることも魅力の一つかもしれません。
在宅も可能
会場によっては在宅での業務が可能になることもあります。
実際僕の会場でも、在宅の業務の案内がありました。(参加はしませんでしたが)
現時点で在宅という勤務形態が全国的に普及しているかどうかと言われると怪しいところですが、「いつかリモートが主流になる可能性があるバイト」であることは確かです。
実際に参加した大学生の体験談
次に業務内容をはじめとした採点バイトの実態を綴っていきます。1年近く採点バイトを経験してきたブログ主の体験談に基づくものなので、よりリアルなものになっているはずです。
業務内容
席が早い者勝ちだったこともあり、席の位置によってその日のモチベーションが変動する僕の場合はできるだけ早く来て、良いポジションを確保していました。
もちろん休憩時間はあり、1時間ごとに小休憩が設けられます。
その場で昼食をとる人もいれば、外に出て昼食するも人もいたり、とてんでばらばらでしたね。
採点バイトへの参加条件
ちなみにこのバイト、誰しもがホイホイ参加できるわけではなく大きく分けて2つの条件を満たす必要があります。
それは以下の通り。
- 筆記試験に合格する
- その採点回において提出したシフトが合格になる
それぞれどういったものか見ていきましょう。
筆記試験に合格する
事前に会場で筆記試験を受ける必要があり、これに合格して初めてバイト戦士になることができます。
更にこの結果によって配属先(採点担当科目)が決まります。
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ずばり試験の難易度としてはSPIレベルのもので、基礎学力が試されるものです。
大学受験を経験した人ならそう難しくはない内容でしょう。
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ちなみに試験の科目は選択式で、僕の場合は主要3科目(国・数・英)を受験しました。
最も英語に自信があったので第一希望で英語を選択し、試験も英語が最も手応えがあったのですが…
なんと配属されたのは国語の中でも古文チームでした。
希望がそのまま通るケースはあまり無いようで、試験の結果重視で配属される確率が高いです。(※ブログ主調べ)
シフトチェック
その採点回ごとに前もってシフトを提出する必要があり、それをチェックされその採点回に参加できるかどうか判断されます。
一定以上出勤できない人はそこで弾かれ、そもそも参加すらできません。
しかしただ盲目にシフトを突っ込んだからといってクリアになるわけではなく、出勤する人が少なく過疎になる時間帯に出勤できる人の方が重宝されやすい傾向にあります。例えば平日など。
なので会場側が参加して欲しい日程と自分の都合が合う必要があり、正直運が絡んでくるのも否めません。
採点バイトをするデメリット
ここまで聞くと天職のように思える採点バイトですが、少なからずデメリットは存在します。- 眠くなる
- 給与が上がりづらい
それぞれ掘り下げていきましょう。
眠くなる
「いくらちょっとは頭を使うとはいえ、ずっと同じ作業してたら眠くならない?」と思われるかもしれません。
ごもっともです。めちゃ眠くなります。
午後の時間になると他の参加者の方は夢の世界に引き摺り込まれていました。
単純作業が好きで飽きない方ならいいかもしれませんが、そうでない人にとっては苦と感じるかもしれません。
実際僕も午後は流石に眠くなるので、如何に割り当てられた採点を早く終えられるかという「一人採点RTA」をやっていました。
途中我に返り「何やってんだろ」と賢者モードになりましたが。
給与が上がりづらい
基本的に昇給があるのは一般から「採点リーダー」と呼ばれる、バイト参加者をまとめ仕事の分担などを割り振る役割に昇格するタイミングぐらいです。
しかもこの昇格のチャンスは誰にでも訪れるわけではなく、正確かつ迅速に採点ができている人にのみそのお誘いがくる形です。
大体20人に1人ぐらいの割合でしょうか。(実際僕もそのお誘いをいただくことはありました)
ですが一般と採点リーダーの給与は大して変わりません。驚くほどに。
なので労力と給与が見合ってないので、ぶっちゃけ昇格しない方が圧倒的にお得です。
採点バイトってそもそも稼げるの?
「昇給の話が出たけどそもそもこのバイトって給料どうなの?」ということで給与面について。
時給が低いと噂されることもある採点バイトですが、少なくとも僕が参加した会場はそんなことはなく、一般的なバイトと同じ水準でした。(関東の会場だったからというのもあるかもしれませんが)
加えて定時に出勤して定時に退勤すると休憩の時間分の給与が加算される、という制度もありました。
給与が高い代わりに忙しなく働く必要があるバイトよりも、比類なきほどに楽な労働にもかかわらず並みの給与を貰えるこの採点バイトの方が効率が良い気がします。
まとめ
最後にデメリットについても言及しましたが、ぶっちゃけそれを差し引いても十分魅力的なバイトだと思います。
参考になれば幸いです!では⸝⸝- ̫ -⸝⸝