【全公開】Webエンジニア内定者が話した志望動機の例文まとめ
- Webエンジニアとして適切な志望動機を探しても中々見つからない
- Web系企業を受けているが、いい感じの志望動機が思いつかない
- そこまで志望度が高くない企業にも使える汎用的な志望動機を知りたい
という方に向けて、実際に話して効果的だったWebエンジニアの志望動機を例文付きでまとめました。
実践していた志望動機の作り方
自分の場合は受ける企業を志望度ごとに3つに分類しその度合いによって話す内容や充実度を変えていました。
- そこまで志望度が高くない企業
- 志望度が高めの企業
- 第一志望群の企業
というのも自分は要領が悪いこともあり「そこそこの企業はテンプレの志望動機で、本命の企業の方だけを全力で練ろう」というスタンスで臨んだ方が効率が良いと考えたためです。
志望度ごとにどのように志望動機を練っていたのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
2つの特徴を組み合わせる
いわゆる「滑り止めの企業」に対しては全てこの方法で作っていました。
どういうことかというと、事前に用意しておいた「Web系企業全般に当てはまりそうな特徴」を用いて志望動機を作るのです。
当時自分が用意していた特徴は以下の通り。
- 若手のうちから裁量を持って働ける環境
- 技術的なカバー範囲が広く新しい技術に挑戦できる環境
- 〇〇に関わるサービスを展開されている
- エンジニアとして開発だけでなく企画からも携われる
- インプット・アウトプットできる文化(勉強会やテックブログなど)がある
そしてここからその企業に当てはまる2つの特徴を組み合わせていました。話す流れは以下の通りです。
- まず当てはまる特徴2つを述べる
- それぞれの特徴にこだわる理由やエピソードを述べる
正直これだけだと説得力には少し欠けますが、ぶっちゃけ即席の志望動機ならこの方法で簡単に作ることができます。
選考の中でのエピソードを述べる
ですが、先ほどの2つの特徴を組み合わせる方法だけだと「それうちじゃなくてもよくない」問題に陥る危険性があります。
そこで志望度が高い企業に対しては
- 「説明会の中で御社の…」
- 「選考の中で話した△△さんのように…」
といったように選考の中でのエピソードを盛り込むことによって、志望度の高さをアピールでき話の具体性を高めることができます。
特に社員の方の名前を出すのはおすすめです。話が思わぬ方向に盛り上がることもありますよ。
過去の経験とやりたいことをリンクさせる
ここは何がなんでも受かりたい企業、「第一志望群の企業」に対して必ず実践していたことです。
付け焼き刃の志望動機ではまず通用しません。重要なのは「過去の経験」と「そこから生まれた思い・やりたい事」が「その企業でできる事」とマッチしているかどうかです。
当時の話の構成的は以下のようになるように意識していました。
- 自分の原体験
- そこから生まれた思い・やりたい事
- 「御社であればそれが実現できる」
第一志望群の企業は全てこの構成で臨みましたが、全て無事に通ることができました。
「2つの特徴を組み合わせる」話の構成で、「過去の経験とやりたいことをリンクさせる」ことで理由の部分に説得力を持たせ、「選考の中でのエピソードを述べる」ことで志望度の高さをアピールする、といった風に3つのテクニックを総動員して使っていましたね。
Webエンジニア内定者が話した志望動機
※以下に記すのは実際に話した内容ではあるものの、あくまで一部の例です。枠組みや構成を参考する程度にとどめておき、丸コピなどはしないことをおすすめします。
そこまで志望度が高くない企業の場合
私が御社を志望する理由は、「技術的なカバー範囲が広く新しい技術にチャレンジできる環境がある」点と、「エンジニアとして開発だけでなく企画からも携われる」、この2点が私の方向性と非常にマッチしていたためです。
私は大学生時代から複数のWebメディアを運営してきました。特定のペルソナを設定しその人の悩みを解決するコンテンツを作る中で「誰かの悩みを解決するために何かを作ること」が自分の人生で最も夢中になれることだと気づき、将来はサービス志向かつユーザーファーストになって実装設計ができるエンジニアになりたいという思いがあります。
そこで逆算して考えたところ、まずは技術力がないとそれも実現できないと考えまして、御社の採用情報やブログを拝見させていただいたところ、技術的なカバー範囲が広く新しい技術にチャレンジできる環境があることを知りました。そこで御社であればサービスの技術的な課題に挑戦しながらスキルアップができると考え志望しました。
しかし悩みを解決すると一口で言っても何でもいいわけではなく、私はWebメディアの運営やインターンの中で1から悩みを解決するコンテンツを作る中で、将来はエンジニアとしてサービス開発だけでなく企画出しにも関わりたいと思いが生まれました。そこで採用情報を拝見させていただきまして御社であればそれが実現できることを知り、志望させていただきました。
業界・サービス問わず、志望度が高くない企業に対してはずっとこの型で話していました。
滑り止めの企業に対してや「明日面接が控えてるから付け焼き刃でもいいから志望動機を考えておかなきゃ」という時に活用してください。
志望度が高い企業の場合
第3志望の企業で話したものです。
私が御社を志望する理由は、「サービスを通じて広告に関わる人を豊かにできる点」と、「技術的なカバー範囲が広く新しい技術にチャレンジできる環境がある点」、この2点が私の方向性と非常にマッチしていたためです。
私は大学生時代から複数のWebメディアを運営してきまして、インターネットを通じて収益を上げたい・メディアに広告を貼って稼ぎたいという方を主にペルソナとしてコンテンツを作る中で、将来は「広告を通じて収益を上げたい」という人を支えるサービスの開発がしたいという思いがあり、Web広告業界を志望しております。
そこから逆算して考えたところ、まずは技術力がないとそれも実現できないと考えまして、そこで御社であれば技術的なカバー範囲が広い点も理由の1つですが、今までの選考の中で〇〇さんや△△さんなどとお話をする中で積極的にインプット・アウトプットでき技術を貪欲に追いかけられる環境であることを知り、御社であればサービスを作る一人のエンジニアとして最も成長できると確信したため志望させていただきました。
第2志望の企業の場合
最後に、当時第2志望だったECサービスが主力の企業で用いた志望動機です。
私が御社を志望する理由は、「業界No1かつ最もユーザーに寄り添ったECプラットフォームを展開されている点」と、「エンジニアがサービス開発だけでなく企画出しにも関われる」、この2点が私の方向性と非常にマッチしていたためです。
私は大学生時代から複数のWebメディアを運営してきまして、メディアを開設する人やアフィリエイトを始める人をペルソナとしてコンテンツを作る中で、将来は「インターネットを通じて何かを売り始めたい、収益を上げたい」という人を支えるサービスの開発に携わりたいという思いがあります。
そこで説明会の中で、展開されているECプラットフォームが業界No1であることと、何よりどこよりもユーザーに寄り添って日々開発を続けていることを知り、志望させていただきました。
更に私は長期インターンや大学のプロジェクトでリーダーとして一からシステムを作り、結果的に大学の職員の方により良い評価をいただけるようなものを作り上げたことで、将来はエンジニアとしてサービス開発だけでなく企画出しにも関わりたいと思い、そこで説明会の中で御社であればそれが実現できることを知り、志望させていただきました。
以上が志望度合いに合わせた複数のパターンの志望動機でした。正直どれも似たり寄ったりでしたよね。
そう、自分がやっていたことは主に、企業や志望度に合わせて理由やエピソードの部分を変えることぐらいです。一度テンプレを作ってしまえばその中身を変えるだけで済みますからね。
結果的に内定を頂いた第1志望の企業の志望動機に関しては、流石に公開するのはアレという理由から伏せさせていただきますので悪しからず⋯。
まとめ
実務未経験かつ独学で学んできたひよっこエンジニアかつ決して華やかな実績を持っているわけでもないので、当時は小手先のテクニックに頼るしかありませんでしたが、どうせなら誰かの役に立てばいいなと思い今回紹介させていただきました。
ここまで綴ってきて言うのもアレですが、志望動機は面接の合否に関わるファクターではあるものの、それ1つで合否を左右するものではありません。
更に僕の体感ではありますが、自社開発Web系企業ではストレートに志望動機を聞かれる機会は少なかったように感じます。
【回答例付き】新卒Webエンジニア面接で実際に聞かれた質問総まとめ
とはいえ定番の質問ですし、何より自分の原点に立ち返るためにも志望動機はしっかりと練り上げて準備しておきたいところですね。