【要約付き】「沈黙のWebライティング」を読んでみた感想
「沈黙のWebライティング」とは?
Webで「成果を上げる」ための文章の書き方を実用入門書。謎のWebマーケッター「ボーン・片桐」が活躍するストーリーを通じて、SEOに強いライティングのノウハウを学ぶことができます。
引用元:「沈黙のWebライティング」
多くのブロガー・アフィリエイターが口を揃えておすすめするこの本ですが、タイトルの通りWebライティングについてのノウハウが詰まった書籍になります。
如何にも玄人向けなタイトルではありますが、あくまでもWebライティング初心者を対象とした「入門書」。
その独特な世界観とストーリーは非常に印象的で、特設サイトを見てもその濃さが分かるかと思います。
ちなみにこの書籍の前編として「沈黙のWebマーケティング」がありますが、内容自体は独立しているのでそちらを読まずにこちらを読み進めて問題ありません。
この本をおすすめしたい人
- ブログ初心者でSEOについて学びたい
- 自分の記事を検索上位に表示させたい
- 読みやすい文章を書けるようになりたい?
- バズる記事を書きたい
読んでみた感想
SEOについてイチから体系的に学べる
この書籍ではWebライティングに精通していない方でも読みやすいように、「そもそもSEOってなんなの?」というところから丁寧に解説されています。
そこからどんどん実践的な内容に移っていき、Googleから評価されやすいWebコンテンツの作り方が各分野ごとに詳しく説明されていきます。
「具体的にはどんなこと書いてあるの?」という方に向けて、どのようなことが学べるか簡潔にまとめてみました。
USPについて
USPとは「他には無い独自の強み」のことを指します。
あなたが何かの商品を売りたい時、その商品のUSPを伝えることができるかどうかは大切です。なぜなら、USPを伝えるということは他社商品との比較ポイントを伝えることになるからです。
引用:「沈黙のWebライティング」
このUSPを意識したコンテンツの作り方やその際に注意することまで詳しく解説されています。実際に活用しているサイトや記事も紹介されており、とても分かりやすいです。
読まれやすい文章の書き方
相手が読みたくなる文章を書くということは、Googleが大切にしている「ユーザーの利便性」につながる。つまりSEOにおいてもよい効果が期待できる。
引用元:「沈黙のWebライティング」
「見やすさ」と「人間の脳への負担」という側面から、どのようにすれば「読まれやすい記事を書けるのか」を具体例を用いつつ分かりやすく説明されています。
正直、ここの章を読めただけでも私は満足でした。それほどこの章は有益な情報が沢山有った印象です。
ちなみに「どうしても記事が書けない人にオススメの方法」なんてのも紹介されています。
具体例が載っていて実践しやすい
この本では各章で「ストーリー → 詳しい解説」という流れになっています。
この手の本は抽象的なノウハウしか説明されてないものが多いですが、「沈黙のWebライティング」ではその説明の中で
- 「導入文では〇〇を入れよう」
- 「箇条書きは△△△して使おう」
といったように分かりやすい具体的な例が載っており、すぐに自分の記事に取り入れることができます。
さらに、実際にそのテクニックを導入しているサイトや記事を例として挙げてくれているので説得力もありイメージも湧きやすくなっています。
会話調の文章で読みやすい
各章前半の物語は、スピーディーな会話調で進んでいきます。
読者が「ここは〇〇じゃないの?」と思う疑問も、他のキャラが代弁(質問)してくれるので、教えてくれる側からの一方通行にならず、共感できることによって飽きずに読めます。
ストーリーが面白い
ハードボイルド風のキャラ達が織りなすストーリーはとても面白く、ページをめくる手が止まりませんでした。非常に面白かったです。
表紙からのイラストからも世界観が独特なのが垣間見えるかと思いますので、「ノウハウ系の本は読むのが辛い」という方でも悠々と読破できると思います。