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【丸ごと見せます】大手内定者が話したガクチカの例文まとめ

  • 他の就活生がどんなガクチカを話したのか知りたい
  • 良い評価もらった人はどんなガクチカを話したの?
  • インターンや趣味の経験をテーマにするってあり?

という方に向けて、大手内定者が話したガクチカをそのまま公開します。

ガクチカの簡単な書き方とコツ

就活の面接において頻繁に聞かれる、学生時代に力を入れたこと、通称「ガクチカ」。就活生のアピールのタイミングでもあり、かつ悩みの種でもあります。

そんなガクチカですが、コツを押さえてしまえばより強力なものに仕上げることができます。

というわけでまず最初に、ガクチカの簡単な作り方とコツをおさらいしておきましょう。

型に沿って書く

流れは人によって多少の差こそありますが、一般的に以下のようなフレームワークに沿って作るのが主流になっています。

  1. 結論(私が学生時代に力を入れたのは〜〜だ)
  2. 問題提起(その中で〜〜という問題があった)
  3. 原因仮定(私は〜〜が原因であると仮定した)
  4. 実行内容(そこで〜〜をした)
  5. 結果(その結果〜〜が〜〜なった)

この型に当てはめて考えることで簡単にガクチカを作ることができます。

この構成ならば面接で評価される論理的思考力と問題解決能力の面で加点が入る、とまではいかなくても少なくとも原点は防ぐことはできます。

私も最初は「型にはまらないやり方で作った方がいいんじゃない」と思っていましたが、就活を終えた今となってはこの枠組みで作ってよかったなとつくづく思います。

テーマの選び方

ガクチカで何を題材にするか、非常に悩みますよね。

それはなぜかというと、聴く側がどう思うか・どう受け取るかを気にしてしまい「そこまで大層な実績じゃないよな」「他の学生と比べたら見劣りするかも」と考えてしまうからです。

ですが評価されやすいガクチカにおけるテーマの選び方は非常に単純で簡単です。

「めちゃくちゃニッチだけどこれについての話ならずっと喋ってられる」というものを選べば間違いありません。言い換えれば大半の面接官が詳しく知らない領域をテーマにすればいいのです。

これなら相手は比較するのが難しいですし、実績が凄いのかどうか判断するよりもその内容を理解するのに意識が向きます。「詳しくは分からないけど凄いんだろうな」と思わせられるわけですね。

ガクチカにおいては実績だけでなくそこに至るまでの経緯や問題解決能力、論理的に話せているかについても見られますが、この方法ならば少なくとも実績の面でマイナスな評価をもらうことはありません。

例として、私は以下の2つをテーマに選びました。

  • 趣味(ブログ運営)
  • 長期インターン

ブログ運営に関しては大好物なので日が暮れるまで話せるテーマでしたし、長期インターンに関しても比較的ニッチな事業をしている企業でのものだったので、深掘りはされてもツッコまれることは殆どありませんでした。

ちなみになぜガクチカをわざわざ複数用意していたのかというと、言ってしまえばリスクヘッジのためです。

というのも、とある企業においてガクチカを聞かれたのちに「他に頑張ったことある?」と追撃をされたことがありました。2つ目のガクチカを聞かれたのです。

事例こそ多くはないものの、その学生を立体的に見るために学生時代の色んな経験を聞いてくる企業もあります。

そんな事態に備えるためにもメインウェポン・サブウェポンとして2つのガクチカを用意しておくと安心かもしれません。

定量的なデータを示す

定量的とは「物事の状態を数字にして表す」という意味です。

例えば以下のような2つの結果があるとします。

  • バイト先で売り上げをかなり上げた
  • バイト先の月間の売り上げを10%上げた

もしあなたが面接官だった場合、聞いていてどちらの内容がより鮮明に伝わりますか?⋯後者ですよね。

要するに、結果を数字として述べることで実績のアピールになるだけでなく、もし数値的な目標を立てていればそれを達成できたどうかを示すこともできます。

1つの分かりやすい指標が有るのと無いのでは大違いです。数字を多少盛るぐらいなら何の問題も無いので、数字をガンガン利用してより強力なガクチカに仕上げましょう。

大手内定者が話したガクチカまとめ

私が多数の内定を勝ち取る際に話したガクチカを丸ごと公開します。

趣味を題材にしたガクチカ

私が学生時代に力を入れたのはWebメディアの運営です。 私は大学生時代から複数のWebメディアを運営し情報の発信のみにとどまらずアフィリエイトなども行なってきました。 その中でとある時期に「記事をひたすら書いても思うようにアクセス数が伸びない」という課題にぶつかりました。 そこで私は「読者が求める情報が載っておらず、読者の滞在時間が短いため検索エンジンからの評価が低いこと」が問題であると仮定し、 記事を書く上で1つの軸を決めることでその改善を図りました。 それは「まず事前にペルソナを具体的に設定し、 その特定の人の悩みが自分のサイトだけで解決するような記事を執筆する、サイト構成にする」ということです。 具体的な例でいうと、私はよくブログのカスタマイズ方法を紹介する記事を書いていたのですが、 私はそれにおいて「ブログのカスタマイズをしたいけどプログラミングに関して右も左も分からない、 とはいえ勉強する時間もない、ブログを初めて1ヶ月にも満たない3〜40代の男性」といった風にまず具体的にペルソナを設定してから、 その人の悩みが自分の記事だけで解決し完結するようなサイト構成を目指しました。 更に分析ツールを使い、狙ったキーワードで狙ったユーザーを流入させることができているのかを逐一確認し、 できていなければ記事を修正する、これを何度も繰り返しました。 その結果、狙ったユーザー層の流入が増え読者の滞在時間を大幅に伸ばすことができ、 検索エンジンからの評価もよくなり、およそ2ヶ月後には記事の検索順位も上がり アクセス数を1万PVから3万PVまでに伸ばすことができました。

こちらがメインウェポンの方です。

「アクセス数の低迷」という原因が特定しづらい問題に対して、具体的なペルソナ設定をすることによって解決する、というある意味二極性のある内容にすることで印象付けることができたのかなと自負しています。

長期インターンを題材にしたガクチカ

私が学生時代最も力を入れたのは長期インターンにおける業務効率化です。 私はアフィリエイターと広告主様を仲介するASPを運営する企業にて、 メディアリクルーティングや入稿、カスタマーサポートなどを担当しております。 その中でとある時期に「問い合わせへのレスポンスが遅くなりがちで、 私含めCS業務を担当している人のCSへ割く時間が長く非効率」という問題がありました。 そこで私は1つの原因を仮定しました。 それは「技術的な問い合わせやご相談をいただいた際に、 一度エンジニアに確認を挟まなければいけないせいで、 お問い合わせへのレスポンスが遅くなり効率が悪くなっている」ということです。 そこで私はインターン生という立場でこそありましたが、 自分がエンジニアを目指すために勉強してきた技術やWebメディアを運営してきての知識を活かせないかと考え、 自社の情報が探しやすいポータルサイトを作り、 そこでそういった技術的な問い合わせへの対応マニュアルを作ることでその改善を図りました。 その結果、よほど高度な技術的な相談でない限りエンジニアへ一度つなぐ事なくパートナー様へのレスポンスを返せるようになり、 その部署全体の1日の平均返信件数を約1.5倍にすることができました。

こちらがサブウェポンの方です。エンジニア職採用ということで、エンジニアとして独学で学んでいる姿勢と問題解決能力も密かに盛り込みアピールしていました。

その志望企業や業界、職種に対する関連性が高いに越したことはありませんし、面接官との話が弾むきっかけになるかもしれませんよ。

まとめ

実際私も就活を始める前までは「自分なんて大した実績とか無いしな」とガクチカを考えるのすら億劫になっていましたが、実際選考をこなしていくうちに大事なのは話し方・伝え方で、案外小手先のテクニックも通用するということを悟りました。

さらに私はよく面接の最後にその面接のフィードバックを聞いており、中には前の選考のフィードバックを教えてくれる企業もありました。

なので選考を進めていく中で自分だけのテクニックやコツを見つけ、時には第三者のフィードバックも聞きながら磨き上げていくのが理想ですね。